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臨床眼科学会に参加してきました!

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11月3日から2日間、京都で開催された日本臨床眼科学会に院長、スタッフ一同で参加しました。
紅葉の盛りまであと少しの時期でしたが、お天気に恵まれ、会場周辺を歩いただけでも京都の風情が十分楽しめました。
今回の学会は、4日間にわたって800題近くの発表が行われる大規模なものでした。
その中で私たちに身近な「眼のピント合わせ」について発表がありましたので、ご紹介します。
私たちは、普段近くや遠くのいろいろなものを見ます。近くのものを見る時は、眼の中のレンズにあたる水晶体を厚くすることでピントを合わせます。そのことを調節と呼び、その調節の力(調節力)が加齢とともに低下するのが、いわゆる老眼の症状です。
老眼が始まると遠近両用眼鏡が必要になりますが、若い人でも遠近両用眼鏡をかけないと、近くの字が見づらく疲れてしまう人が増えていることが分かってきました。
そのような人の特徴として、20代や30代が多く、裸眼(眼鏡などで矯正していない状態)で30㎝ぐらいの距離が良く見えるような近視があり、普段パソコンなどディスプレイを長く見る、調節力の検査をすると長く持続できない等がみられました。
原因としてもともと近視のため裸眼では調節をほとんど使わずに見ていたことと、長時間のパソコン作業による眼の調節機能への影響の両方が関係あるのではないかということでした。
この発表を聞いて、近視で眼鏡を合わせる際は、若い方でもこれまで近くのものを裸眼と眼鏡のどちらで見てきたか、日常でパソコンや携帯などディスプレイを見る時間が長いかなど、生活状況を把握したうえで眼鏡の度数やタイプを合わせる必要があることが分かりました。
今回の学会で学んだ様々なことを、今後の患者様からのご相談にいかしていきたいと思います。